by emilia カテゴリ
タグ
Emilia Romagna(497)
dolce(389) primo(322) ハムスター(215) secondo(204) 猫(203) antipasto(178) Lombardia(172) 日本(171) 世界遺産(142) Trentino Alto Adige(94) Veneto(80) Toscana(76) Campania(74) 手作り和食(69) Sicilia(63) フランス(59) vino liquore(46) contorno(45) Puglia(44) pane(41) イタリアの美しい村(40) セキセイインコ(39) Lazio(38) cioccolato(38) Roma(35) Croazia(33) コップのフチ子(32) ドイツ(31) mercato(30) Basilicata(21) スポーツカー&クラシックカー(20) Piemonte(20) aceto balsamico(19) Napoli(18) ベルギー(17) Capri(13) イギリス(13) Umbria(12) デンマーク(12) |
月曜日の夕食の席で、「スープ、食べたくない」と言ったきり、娘は黙り込んでしまった。顔も真っ青なので、何か変だな?と思っていたら、いきなりトイレにダッシュして嘔吐。これが真夜中まで続いたので、「これは大変!」と総合病院の小児科へ連れて行ったら、緊急入院になりました。私と夫が交替で付き添いました。点滴の落下をぼんやり見つめながら、こういう時の夜は、1秒1分が本当に長くて心細いものだと実感。時々巡回に来ては声をかけて下さる看護婦さんが、とても頼もしく勇気付けられました。感謝。
子どもの回復は早いもので、翌日にはクラッカーが食べられるようになり、朝食後は同室の男の子たちとトランプやUNOで遊んでいました。小児病棟にあるプレイルームや図書館に立ち寄ると、数ヶ月~何年もここで治療を受けている子どもたちが集まってきて、 「私はね、ここに3ヶ月いるの。薬で髪の毛がぜんぶ抜けちゃった」 「僕ね、1週間前に右足を切断したんだよ。」 「どうして病院に来たの?」 「お姉ちゃん、この本読んでちょうだい☆」 「一緒にお絵描きして~」 … 矢継ぎ早に彼女に話しかけてきました。病院生活が長い子どもたちは、いつも心のどこかに寂しさを抱えていて、同年代の新しいお友だちを見つけると、一緒に何かしたいんですね。 初めての入院で点滴の針が痛くて泣いたり、吐き気がとまらなくて、一睡もできなかった娘でしたが、短い入院生活を通して子どもながらに、色々と感じとったものがあったようです。
by emilia2005
| 2005-03-22 18:44
| 好きなもの
|
ファン申請 |
||